kaigai-marketing2010-03-30

国連経済社会局(DESA)の世界人口推計では、世界的な高齢化傾向に
ついて、様々な角度から分析しています。60歳以上の高齢者の割合が
増え、15歳以下の若年層が減る傾向は世界的に顕著です。
先進国の平均では、1998年に高齢者人口が若年人口を越えましたが、
世界平均でも2045年には越えると予測されています。
2050年には高齢者は世界で20億人になり、そのうち4.4億人が中国人、
3.2億人がインド人になるとのことです。


日本はご存じの通りとっくに高齢化が進んでいますが、2009年の国民の
平均年齢を比べても、日本人は世界で一番年上です。


【平均年齢が高い国ランキング】
1位.日本(44.4歳)
2位.ドイツ(43.9)
3位.イタリア(43.0)
4位.フィンランド(41.9)
5位.チャンネル諸島(41.8)
6位.スイス(41.7)
7位.ブルガリア(41.5)
8位.オーストリア(41.5)
9位.中国(41.4)
10位.スロベニア(41.1)

United Nations


世界の平均年齢は28歳ですが、一番若いのはニジェール人で15歳で、
一番年寄りの日本人とは30歳近くの年の差があります。
40年後の2050年には、世界の平均年齢は38歳になると予測されていますが、
その時日本人は平均年齢55歳になります。


現在日本では、労働力人口とされる16歳-59歳の国民100人に対し、
34人の高齢者がいる計算で、世界最高の比率となっています。
これが2050年には高齢者の割合が74人になり、マカオが64人で2位、
韓国が63人で3位という予測値と比べても、ダントツの高さになります。


世界の人口に占める80歳以上の人口の割合は現在1.5%ですが、2050年には
4.3%になると予測されています。80歳以上の人口の割合が世界一高い国は
もちろん日本です。現在、世界中の80歳以上の人口の約7%が日本のお年寄りです。