アメリカのシンクタンクピュー・リサーチ・センターでは、25カ国で調査を行い、各国民に「現在国が進んでいる方向に満足していますか?」と質問しました。


【満足していると回答した人の割合】
1位.中国 (87%)
2位.インド(53)
3位.カナダ(51)
4位.ヨルダン(46)
5位.ドイツ(43)
6位.インドネシア(40)
7位.アメリカ(36)
8位.エジプト(31)
9位.ブラジル(28)
10位.フランス(27)

13位日本(25)

ピュー・リサーチ・センター


国の施策に満足していると答えた人の率は、中国が1位で87%と
ダントツに高く出ています。この傾向は2005年の調査以来、
2006年から始まっています。中国では4年連続で8割以上の人が
「国の施策に満足している」と答えているのです。


日本人の国の施策への満足度は、ずっと2割台です。小泉内閣の最後の
年だった2006年でも27%の満足度ですから、日本人はどんな経済状況でも、
どんな政権でも、国の施策には懐疑的な傾向があると言えるでしょうか。


ピュー・リサーチ・センターでは、家庭生活への満足度も同じ国の人たちに
尋ねています。面白いことに、日本人と中国人の家庭生活満足度は
85%とほぼ同じです。世界での順位は25か国中15-16位と真ん中より
やや下になっています。


ちなみに、家庭生活への満足度が世界で一番高いのはインド人で、
94%の人が満足していると答えています。インドでは国の施策への
満足度は世界2位で、家庭生活の満足度は世界1位と両方とも高く出ています。
インド人を知る一つの手がかりになりそうですね。