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アメリカのシンクタンク ピュー・リサーチ・センターでは、25カ国の
700-200人/国を対象に、アメリカの外交政策や国際化、テロ対策や
民主化支援に対する諸外国のイメージを詳細にリサーチ。その中で
米国大統領バラク・オバマを信頼していますか?と質問しています。


【信頼すると答えた人が多い国ランキング】
1位.ケニア
2位.ドイツ
3位.フランス
4位.ナイジェリア
5位.カナダ
6位.英国
7位.日本
8位.韓国
9位.インド
10位.ブラジル
11位.米国
ピュー・リサーチ・センター



オバマ大統領を信頼する人は日本でも85%と高いのですが、世界での
順位は7位です。ケニア、ドイツ、フランスでは、オバマ大統領への
信頼度は90%を超えています。ブッシュ前大統領は、ヨーロッパ諸国の
人たちからは10%台の信頼しか得ていなかったので、オバマ大統領の
人気ぶりがわかります。自国米国民より諸外国の人たちからの人気が
高いという点が、興味深いですね。


イスラム諸国での米国大統領への信頼度は相対的に低いですが、
それでもオバマ大統領になって改善したとレポートしています。
ブッシュ時代にはトルコは2%、ヨルダンは7%の信頼度しかありません
でしたが、それぞれ33%、31%へと伸びました。


オバマ大統領が中東和平について言及した、09年6月の「カイロスピーチ」
の影響についても詳細に分析されています。スピーチの前と後では、
イスラエルでは信頼度が大きく下がり、パレスチナでは若干上がりました。
イスラエルブッシュ大統領に対する信頼度よりオバマ大統領への信頼度が
低い唯一の国です。


このレポートでは他にも、アメリカの外交政策や国際化、テロ対策や民主化
支援に対する諸外国のイメージを詳細にリサーチし、分析しています。
日本の首相と外交政策で同じリサーチをしたら、いった世界各国の人たち
からどのように評価されるのか、気になるところですね。