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携帯電話市場をトラッキングしているリサーチ会社NPDグループ(米国)
では、四半期ごとにメーカーとキャリアのシェアを発表しています。
【米国携帯電話メーカー別シェア 08年第一四半期】
1位.モトローラ 27%
2位.サムソン 18%
3位.LG 17%
4位.ノキア 8%
5位.RIMブラックベリー 5%
【米国携帯電話キャリアシェア 08年第一四半期】
1位.AT&Tワイヤレス 27%
2位.ヴェライゾン 26%
3位.T-モバイル 12%
(NPDグループ)
市場全体はNPDグループが調査を開始して以来の初めてのマイナス
となり、それも22%もの大幅減になりました。やはり景気が悪い時
には消費者は携帯電話の買い替えは控えるものだという分析です。
去年はあんなに話題になったアップルのiフォンがトップ5にも入って
いないことと、アメリカのスマートフォンの代表ブラックベリーが5%
のシェアを獲得して5位になったことに注目が集まっています。
携帯電話は多機能化し、携帯電話に占めるスマートフォンの割合は17%
と、前年同期と比較して10%も上昇しました。ブルートゥース搭載の
電話は79%、音楽再生機能がついているものは今や60%を占めます。
携帯電話が売れるのは、専門ショップの比率が高く63%で、量販店の
9%、家電専門店の6%に較べると圧倒的です。
キャリアのシェアは、強かったAT&Tと2位のベライゾンの差は今や
たった1%。アメリカでも携帯キャリアは熾烈な競争を繰り広げています。