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ナショナルジオグラフィックスとグローブスキャンでは、住居・交通・
食品・消費(リサイクル)に関して、環境に調和した消費生活が行われて
いるかの指標をグリーンデックスと名付け、世界14ヶ国で調査しました。
日本は総合で11位、食品では最下位の14位という結果です。
【総合】
1位.ブラジル
2位.インド
3位.中国
4位.メキシコ
5位.ハンガリー
6位.ロシア
7位.英国
8位.ドイツ
9位.オーストラリア
10位.スペイン
11位.日本
12位.フランス
13位.カナダ
14位.米国
(ナショナルジオグラフィックス&グローブスキャン)
相対的に発展途上国が高く出ているのは、電子機器や冷暖房の使用率が
低く、公共交通機関をよく利用するためですが、これらの国の人たちは
環境に対する意識も高く、環境が自分の健康に直接影響を及ぼしている
と考えています。
ソーラーパネルや冷暖房の効率を上げる断熱材の使用率も、中国、ブラ
ジル、ハンガリー、インド、メキシコ、ロシアで高くなっています。
先進国の消費者はその逆で、自家用車の所有率が高く、公共交通を利用
せず、エコ住宅設備もあまり備えていません。
日本が食品部門で最下位なのは、自給率が低いこともありますが、肉も
魚もよく食べることが要因のようです。1位は果物や野菜をよく食べ、
牛肉を摂らないインドの消費者でした。
食品の計算方法などに疑問は持ちますが、調査は今後も毎年続けていく
とのことですので、この指標がだんだん世界標準になっていくかもしれ
ませんね。経済活動だけでなく、消費態度においても、日本は世界
から責められる立場のようです。