BusinessWeek

社会学者の団体ワールド バリューズ サーベイでは、
97カ国35万人を対象に、幸福感の調査を行っています。
質問は「自分の幸福度を点数付けして下さい」「自分の人生にどれくらい満足していますか」という2点です。


1位.デンマーク
2位.プエルトリコ
3位.コロンビア
4位.アイスランド
5位.北アイルランド
6位.アイルランド
7位.スイス
8位.オランダ
9位.カナダ
10位.オーストリア

ワールド バリューズ サーベイ


世界で一番幸福度を感じているのはデンマーク人で、一番感じていないのは、
世界最悪の独裁国家と言われるジンバブエの国民です。


今回の調査では、今まで上位だったスカンジナビアの国々がベスト10から
落ち、決して裕福ではないラテンアメリカの国々が入ったことが注目されています。


幸福度は、選択の自由や男女平等、社会的寛容を感じている人ほど高く出ます。
今回ベスト10に入ったのは、ラテンアメリカ以外にも、税金が高かったり、
地形が険しかったり、天気がいつも悪かったりする国が多いのですが、
幸福感を図る尺度が、世界的に経済的なものだけではなくなる傾向が、
あるとのことです。


ラテンアメリカ人たちは、社会の結束が固かったり、宗教的なより所が
あったり、愛国心が強かったりすることに幸福を感じ、ヨーロッパ人たちは、
男女平等や、マイノリティーホモセクシュアルの権威が認められている
ことに幸福感を持っています。


ちなみに、日本人の幸福感は103カ国中の43位で、世界の平均よりは少し
高めでした。日本はおろか、アジアの国がひとつもトップ10に入らな
かったのは残念ですが、幸福感が高い理由を読んでいると、なるほど、
とも思えてきます。