kaigai-marketing2008-11-14

人事コンサルティング会社タワーズペリン(米国)では、18か国の計9万人
を対象に、仕事に対する意欲を調査しました。


1位.メキシコ
2位.インド
3位.ブラジル
4位.アメリ
5位.カナダ
6位.スイス
7位.スペイン
8位.中国
9位.ロシア
10位.ドイツ



(タワーズペリン)


日本は18か国中最低の18位で、理性・情熱・動機の3つとも高く持って
仕事に意欲的に取り組んでいる人は、たった3%しかいませんでした。
1位のメキシコの54%と比べると、大きく違います。


メキシコ人の仕事への意欲の高さは、2位のインド人の38%も大きく引き
離し、世界ダントツの1位となっています。成功報酬型の給料と、上司が
部下に提案や行動を求め、自由裁量がある程度あることなどが、意欲の
高さにつながっていると分析されています。


近年経済成長が著しいBRICs諸国がベスト10にずらりと並んでいるところに、
ヤル気を持って働く人が多い国の勢いを感じます。
インドと中国では、仕事に取組むことが更にキャリアアップにつながること、
ブラジルとロシアでは成功報酬システムが、働く人の意欲を高めています。


日本に近いアジアの他の国の人たちの働く意欲が低く、韓国は8%で
下から3番目、香港が5%で下から2番目でした。
ただ、香港、韓国は「まあまあ意欲的」と言う人は結構いるのに対し、
日本は「意欲的でない」人たちが7割以上と、他の国には例を見ない
低意欲率になっています。


この厳しい世界的経済情勢の中、日本はどうなってしまうのか。
とても心配ですね。