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社会科学系の論文を集めているSSRNに、新商品が普及品になるまでの
時間やなりやすさを、国別に集計したレポートが掲載されました。


1位.日本
2位.ノルウェイ
3位.スゥエーデン
4位.オランダ
5位.デンマーク
6位.米国
7位.スイス
8位.オーストリア
9位.ベルギー
10位.カナダ


(SSRN リーハイ大学D.チャンドラセカラン＆南カリフォルニア大学G.J.テリス)


このランキングは、31カ国での大衆消費材の売れ行きを、50年にわたって
調査した結果に基づいています。


米国が1位だろうとの大方の予想をくつがえし、日本が1位になりました。
韓国が13位に、ベネズエラが14位に入り、伝統的な経済大国と言えばすぐに
浮かぶ、イギリスやドイツやフランスよりも高いことが注目を集めています。


最近経済成長が著しいインドと中国ですが、新商品が普及するスピードは
とても遅く、中国は31カ国中最低、インドは29位となりました。
この結果も、調査した学者たちを驚かせたとのことです。


このランキングを元に新商品の国別の発売順位を決めれば、
「滝」のように、世界に広めることができるかもしれません。


娯楽性の高い商品は平均7年、機能性の高い商品は平均12年と、商品の
特徴によって普及にかかる年月は違います。娯楽性の高い商品を新発売
する時は、「スプリンクラー」のように広めるマーケティング戦略を
取るべき、と分析されています。