kaigai-marketing2008-12-12

米国の新聞ザ レパブリックが、マイクロチップテクノロジー社のCEO
ティーブ サンギ氏に、アジアに出張する時のエチケットについて
インタビューしています。円高で立場の強くなった日本人や他のアジア人に
アメリカ人はこんな風に気を使っています。


1位.アメリカの文化をやたらに自慢しない
2位.名刺は両手で持ち、受け取ったらしばらくそれを見つめる
3位.たいてい通じないので、アメリカンジョークは使わない
4位.英語が上手ですねと言わない
5位.日本人がYesと言ったら、「聞いてます」の意味だと知る
6位.箸が使えないなら、フォークをくださいと言っても構わない
7位.皆の前で、特に食事の最中には、鼻をかまない
8位.食堂やお寺で靴を脱げるよう、きれいな靴下をはく
9位.バーに行ったら、酔いつぶされるリスクがあることを知る
10位.家を訪ねる時は、アメリカ人に慣れていない奥さんのために、
   贈り物を必ず持っていき、玄関で靴を脱ぎ、喋りすぎない



(ザ レパブリック)


アジアの国の人々は、自国の歴史や文化にとても誇りを持っているので
それをあげつらったり、アメリカの文化を自慢したりしないように。
スラングアメリカンジョークはほとんどの国で通じないから使わず、
ゆっくり丁寧に話すようになどとアドバイスしています。


また、Yesの意味は国によって違う。日本人がYesと返事しても、言った
ことに同意しているわけでも、何かをしてくれる訳でもないとちょっと
辛辣です。


アジアではどんな生き物でも食用にするが、アメリカ人が食欲を無くす
ようなものほど、珍味として珍重されている。食事の席で吐き出すよりは
ましなので、一見して食べるのに勇気が入りそうな物が出た時には、
丁重に断わりましょうなどとも言っています。


7位の鼻をかまないには解説が必要で、欧米人にとっては「すする」こと
が大変下品なことで、「鼻をかむ」のは問題にされません。
だから、あんな風にどこででもブイーンと鼻をかむんですね。


日本人はつい人前で鼻をすすったり、飲み物をすすったりしますが
実はその時、彼らのこめかみはピクリと動いています。