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韓国のシンクタンクサムスン経済研究所が毎年発表している韓国のヒット商品番付です。
経済の危機的な状況は日本の先を行っている韓国ですから、日本もやがて
この傾向を追随するようになるかもしれません。


1位.タッチパネル式携帯電話
2位.オリンピックの金メダル選手たち
3位.IC乗車券
4位.オンライン クチコミ フォーラム
5位.TVドラマ ベートーベン・ウィルスとそこで使われた商品
6位.セレブや新婚カップルの実生活を中継するリアリティーTVショー
7位.任天堂Wii
8位.超低価格小型パソコン ネットブック
9位.セレブや企業が組織するボランティア基金・寄付
10位.保育士の児童虐待や飲食店の残飯処理問題など、小さいが微妙な
  社会問題をを取り上げるレポート番組

(サムスン経済研究所)


厳しい不況で韓国の人たちは、美容や健康を考える経済的、心理的余裕が
無くなっていると分析されています。ここ2年ほど強かった美容・健康志向
商品が姿を消し、IT商品が多くランクイン。タッチパネル式携帯電話や、
任天堂Wii、低価格パソコンなど、外国生まれの商品を韓国内向けに
リモデルしたものがヒットしています。


2008年のキーワードは、「ストレス」「不透明」「不信」でした。
先行き不安な将来と、米国からの狂牛病や中国からのメラミンなどによる
食品汚染問題も加わり、韓国の消費者は今、生活のあらゆる場面でストレス
にさらされています。


その結果、以下が韓国の消費者の関心を集めています。
1.インタラクティブにやり取りでき、すぐに満足感が得られる機械
2.自己投影して仮の達成感が得られるオリンピック選手やTVドラマ
3.納得できる消費の結果としての、低価格パソコンやIC乗車券、寄付
4.食品などの安全性を確認するためのオンラインクチコミフォーラム


日本の経済の状況が、韓国のように悪くなった場合に備えて、日本でも
この消費トレンドへの準備はしておいた方がいいかもしれませんね。