kaigai-marketing2009-05-13

ニールセン(米国)では、50カ国の消費者オンライン調査で、
今の景況感について様々な質問をし、国別にランキングしています。

景況感が高い国
1位.インドネシア
2位.デンマーク
3位.インド
4位.ノルウェイ
5位.フィリピン


景況感が低い国
1位.韓国
2位.日本
3位.ポルトガル
4位.ラトビア
5位.ハンガリー


景況感が悪化している国
1位.ロシア
2位.ハンガリー
3位.ラトビア
4位.香港
5位.ブラジル


景況感が上昇または下げ幅が少ない国
1位.台湾
2位.フランス
3位.アメリ
4位.ドイツ
5位.オランダ



(ニールセン)


世界の消費者の景況感は、ロシアや東欧での落ち込みが大きく、
世界で最も低いのは韓国人で、次いで日本人となっています。


台湾は世界で唯一、景況感が上昇した国です。もともと下から9番目と
景況感はとても低いので、上昇しやすいのかもしれませんが、
日本も早くこうなってほしいものです。


私が驚いたのは、アメリカ人の景況感の下げ幅が世界で3番目に少ないこと。
下げ幅が少ない中にはEU諸国が並び、国民性なのか経済大国の消費者らしい
国への信頼感なのか、自信のようなものを感じます。


自信と言えばやはり中国人で、中国人消費者の景況感は世界で10番目ですが、
今は不況だと思いますか?という質問には、65%がNoと答えています。


今後12ヵ月のうちに不況から脱すると思いますか?という質問には、
ベトナム人の60%がYesと答えて世界で一番高く、次いでインド人の56%と
なっています。


日本人や韓国人が不況気分一色の中で、他のアジアの国が不況ではない、
1年以内に脱出するぞと答えてくれていると思うと、なんだか頼もしく感じます。
日本もあやかりたいですね。