kaigai-marketing2009-07-30

アメリカに本社のあるマスターカードで、アジア/太平洋地域の
14カ国を対象に、女性の社会進出度を毎年調査しています。
日本は下から数えて3番目の11位の位置を、今年もキープしました。


1位.オーストラリア
2位.タイ
3位.ニュージーランド
4位.シンガポール
5位.中国
6位.香港
7位.フィリピン
8位.マレーシア
9位.ベトナム
10位.インドネシア
11位.台湾
12位.日本
13位.韓国
14位.インド

マスターカード


女性の社会進出度は、対象者自身が自分の仕事が管理職であるか、
収入が平均より高いと感じているかどうかに加え、雇用率や学歴の
男女差を元に測られます。


日本の女性は、自分の仕事が管理職であると感じている人が少なく、
収入が高いと感じている人の率が日本人男性に比べて大きく落ち込んでいます。


女性の社会進出度が高い国オーストラリア、タイ、ニュージーランドは、
いずれも女性の学歴指数が、男性100に対して130-150と大きく上回って
います。(日本は男性100に対して女性89)だからといって収入が高い
とか管理職をしていると感じている女性が男性より多いというわけでは
なく、収入と管理職意識が最も男性に近かったのはシンガポールの女性でした。


11位以下の台湾、日本、韓国、インドでは、管理職であるとか、収入が
平均より高いと感じている女性の比率が特に少なくなります。世界不況の
影響を受け、女性の社会進出意識も下降傾向にあります。
ただ、日本の女性の場合、「家計における意思決定者である」と感じて
いる女性は、社会進出度上位のオーストラリアやシンガポールより高いと
のこと。興味深い傾向として、特筆されています。