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アメリカだけでなく世界の経済の先行きを伺う指標として、
米国新車販売数が毎月大きく報道されるようになりました。
単月ベースの情報が多いので、2009年上期のシェアと増率でお伝えします。
また、ハイブリッド車はデータに組み入れられていないので、
こちらのシェアもご紹介します。


アメリカ新車販売メーカー別シェア増率(2009年上期)】
1位.ゼネラルモーターズ 19.7%(-40.4%)
2位.フォード 16.1%(-32.8%)
3位.トヨタ 16.0%(-37.9%)
4位.ホンダ 11.0%1(-33.5%)
5位.クライスラー 9.8%(-43.4%)
6位.日産 7.2%(-33.4%)
7位.現代自動車 4.3%(-11.4%)
8位.KIA 3.1%(-6.5%)
9位.フォルクスワーゲンaudi 2.8%(-16.0%)
10位.BMWグループ 2.4%(-27.5%)

(モーガン&カンパニーインク)


統計データでは、メーカー別のシェアのほかに、ビッグスリー計、
日本車計、ヨーロッパ車計などもあり、毎回日本車がビッグスリー
抜きそうだとかついに抜かれたなど話題になっていました。
が、ビッグスリー計は「デトロイトスリー計」と名前が変わりました。
もうビッグではないとアメリカ人自身が言っているのだなとしみじみとします。


その日本車勢ですが、デトロイトスリー並みに対前年のマイナスが
大きいのが気になります。韓国メーカーは現代自動車が-11.4%、
起亜自動車が-6.5%と、かなりましなマイナス幅にとどまっています。




ハイブリッド車販売ランキング(2009年上期)】
1位.トヨタプリウス
2位.トヨタカムリ
3位.ホンダシビック
4位.ホンダインサイト
5位.フォードエスケープ
6位.トヨタハイランダー
7位.レクサス
8位.フォードフュージョン
9位.日産アルティマ
10位.シボレーマリブ

(エドマンズインクハイブリッドカーコム)


ハイブリッド車カテゴリーでは、トヨタプリウスの独壇場となっており
6月単月で見るとシェアは何と49.6%と市場の約半数を占めました。


アメリカではハイブリッド車の占める割合は3%とまだまだ小さいですが、
14か月ぶりに対前年同月比でプラスになった、大変貴重なカテゴリーと
言えます。