kaigai-marketing2009-11-16

日本の世界の中での位置が違う、3つのランキングをご紹介します。
これから世界の中で日本がどういうポジションを取っていくのかを
考えるのに、参考になる指標ではないかと思います。


イノベーションランキング】
1位.日本
2位.スイス
3位.フィンランド
4位.アメリカ合衆国
5位.スウェーデン
6位.ドイツ
7位.台湾
8位.オランダ
9位.イスラエル
10位.デンマーク

(ザ・エコノミスト/EIU)

特許の数、企業の従業員の学術実績、マクロ経済の安定度を指標にして
測定したイノベーションランキングでは、日本は1位になりました。
日本の特徴は、研究開発費やインフラストラクチャーなどの、イノベー
ションの直接的な原動力に比べ、実績が非常に高いことです。
つまりイノベーション効率がよいといえ、台湾も同じ傾向にあります。
日本では系列という関係の元に企業同士が結び付き、イノベーション
促進するダイナミズムを生み出しているとも分析されています。


人間開発指数
1位.ノルウェイ
2位.オーストラリア
3位.アイスランド
4位.カナダ
5位.アイルランド
6位.オランダ
7位.スウェーデン
8位.フランス
9位.スイス
10位.日本

(UNDP 国連開発計画)

人間開発指数は、国民の平均余命と、識字率や就学率などの知識指標と
GDPから計算する購買力を単純平均して指数化しています。
日本は10位と今のところ安定して上位に入っています。世界では中国が
急上昇しているのに加え、コロンビアとペルーも順位を上げています。


【グローバル・ジェンダー・ギャップ】(ギャップが少ない順)
1位.アイスランド
2位.フィンランド
3位.ノルウェイ
4位.スウェーデン
5位.ニュージーランド
6位.南アフリカ
7位.デンマーク
8位.アイルランド
9位.フィリピン
10位.レソト

75位.日本

(ワールドエコノミックフォーラム

このジェンダー・ギャップ「男女格差」インデックスは、経済的な格差、
教育機関で学ぶ男女の比率の差、政府関係機関の男女比、健康状態と
出生率の差から算出されます。日本の順位は低いですが、特に政府関係
機関での男女比の格差が大きく出ています。
10位のレソトは、アフリカ南部の王国ですが、教育も健康も全く男女の
格差がなく、経済差の少なさも世界4位と高い水準にあります。